「横浜F・マリノス」x「Football Manager 2024」特別企画 監督・選手インタビュー ①ハリー キューウェル監督、天野純選手、ナム テヒ選手
「Football Manager 2024」は明治安田Jリーグの公式ライセンスを取得し、J1、J2、J3リーグの全60クラブをプレイできるようになりました。 さらに、昨年11月には、Jリーグ屈指の強豪クラブである「横浜F・マリノス」とオフィシャルパートナー契約を締結したことが発表されました。
今回は、「横浜F・マリノス」と「Football Manager 2024」のコラボ企画として、日韓のFMチーム合同で、監督・選手への特別インタビューを実施しました。
① ハリー キューウェル監督
Q. 本日はお時間をいただきありがとうございます。
早速ですが、「フットボールマネージャー」というゲームをご存知ですか?
キューウェル監督:
はい、もちろんです!私がワトフォードで働いていた頃、マイルズ・ジェイコブソン(現在のSIスタジオ・ディレクター)に会ったことがあります。 彼はワトフォードの大ファンでもあり、彼がFMについて教えてくれたとき、「うわー、どうやってあんなに細かく実装しているんだ!」と新鮮な衝撃を受けました。また、私の長年の同僚であるマイケル・ブリッジス(元英国のサッカー選手)が、いつもこのゲームをプレイしているのを見ていましたよ。
Q. おっしゃる通り、FMはリアルに再現されたデータで有名なゲームで、今回の「FM24」からは「横浜F・マリノス」のデータも確認できるようになりました。
「FM24」内で監督のステータスを確認したところ、「適応力:15」と非常に高いステータスをお持ちです。これは、新しいチームやスタッフ、選手、環境などに素早く順応して良いパフォーマンスを発揮することを意味しますが、このステータスをどのようにお考えで、また、ご自身は本当に適応力が高い方だと思われますか?
キューウェル監督:
まず、私はオーストラリア出身で、幼い頃に故郷を離れ、イギリスでサッカー人生をスタートしました。 トルコでサッカーをしていた時、他の文化をたくさん経験することができました。 私は世界中どこへ行っても、(その地域のことを)あまり知らないということはありません。 また、旅行も好きなので、他の文化圏の地域に行き、違うスタイルのサッカーを経験することがとても好きです。 このような経験の積み重ねが、私の適応力を向上させたのだと思います。 私はYOLO(You Only Live Once)という言葉が好きなのですが、日本に来ることも、新しい文化に触れ、新しいサッカーを経験する良い機会だと思いました。
Q. 監督はこれまでのコーチングのキャリアをすべてヨーロッパで活動されていましたが、今回の監督就任により、選手としてではなく、指導者として初めてアジアサッカーを経験することになりました。まだ期間は短いですが、これまで日本で過ごされた中で、ヨーロッパのサッカーとアジアのサッカーはどのような違いがあると思いますか?
キューウェル監督:
アジアのサッカーは速いスピードで成長を遂げていると思います。 最近行われたワールドカップだけを見ても、アジアのチームが非常に良い成績を残していますし、アジアカップもレベルが非常に高くなっているのを見ることができました。サッカーは正しい方向に進んでいると思います。私はセルティックで日本の選手たちと一緒に生活していたおかげで、ここに来て、より早く適応することができました。当時もそうでしたが、日本で生活して選手たちに会って感じたのは、彼らは本当に学びたいという熱意を持っているということです。 そのような真摯な姿勢でトレーニングしている姿を見ると、コーチとして嬉しくなることが多いです。
Q. 今回のインタビューにあたり、(ゲーム内で)横浜F・マリノスをプレイしているFM24ユーザーのデータを集計してみました。横浜F・マリノスは明治安田Jリーグの中で2番目に多くのユーザーがプレイしているクラブで、1シーズン終了後の平均リーグ順位は1.62と非常に高い結果でした。FM24の中の監督たちに、実際の監督としてアドバイスできる、ヒントのようなものがあれば教えてください。
キューウェル監督:
私が思うに、最も重要なことは、幸せで楽しいチームの雰囲気を作ることです。 実は、監督がやるべきことの中で最も難しいことだと思います。なぜなら、監督はサッカーに人生を賭ける選手たちの運命を毎週決定し、彼らのキャリアに影響を与えるからです。 だから、最も重要なのは「チーム内の調和」、つまり全体が調和のとれたチームを作っていくことです。
FMユーザーもそうですが、ほとんどの監督はそれぞれが考えるベスト11があると思います。 しかし、クラブはベスト11の選手だけで構成されているわけではなく、その他の選手や招集を待っている有望選手までがすべてあなたのクラブの一員であることを忘れてはいけません。実際に私の周りでFMをプレイしている仲間も、クラブ内の雰囲気を維持することがゲームの重要な要素だと言っていました。 その要素は実際にどのクラブにとっても重要な要素だと思います。 クラブ内の堅固な体制を整える必要があります。11人のスターティングメンバーに集中していたのに、突然別の選手が入ってきてチームに溶け込めなかったら、それが試合に影響を与える可能性があります。
多くの選手が監督に好印象を与えるために、毎週一生懸命練習しています。監督はそれをうまく利用して、彼らを成長させ、モチベーションを与え続けなければなりません。それが一番難しいところでもあります。
-インタビュー後、キューウェル監督は「うちの息子がFM24を一生懸命やっています」という印象的なメッセージを短く伝えてくれました。
②天野純選手、ナム テヒ選手 ※背番号順
Q. ナム選手は中東で長いシーズンプレイを、天野選手はKリーグで2シーズン活躍されてJリーグに移籍されましたが、中東とKリーグ、そしてJリーグにはどのような違いがあると思われますか?
ナム選手:
それぞれのリーグで明らかに異なるスタイルのサッカーを駆使していると思います。少し遅い年齢で日本に来たのですが、素晴らしいレベルのサッカーを経験することができ、とても勉強になります。中東というと、資金的に投資が多いと思われていますが、Jリーグもそれに負けず劣らず、サッカーやマーケティングに積極的に投資していると感じますし、大きく成長したように思いますね。
天野選手:
Kリーグはフィジカルを中心とした体力を必要とするサッカーをしていて、日本はより技術的な部分が求められるスタイルだと思います。最初にKリーグに行ったときは、違う環境にすごく苦労しましたが、少しずつ慣れてきて、自分のスタイルが出せるようになりました。
Q. お二人は共通点が多く、同じ年、同じ月(1991年7月)生まれの友人でもあり、近しいポジションを主戦場としてプレーされています。キャリア的にもナム選手は蔚山現代ユース出身で、天野選手は蔚山現代でプロとしてプレーしていましたね。運命的にも、アジアチャンピオンズリーグ準決勝で蔚山現代と対戦することになりましたが、蔚山現代が相手だと知った時の気持ちと覚悟をお聞かせください。
ナム選手:
蔚山現代というチームには愛着があります。子供の頃、良い環境、良い指導者や選手たちと一緒に過ごした良い思い出しかありません。このように準決勝で対戦することになったので、私にとってはキャリアの中で一番意味のある日になると思います。蔚山現代で学んだように、あくまで試合は試合であり、私は今「横浜F・マリノス」のためにプレーしているので、勝つために最善を尽くします。本当に意味のある日になると思います。
天野選手:
1年間蔚山でプレーしたのですが、サッカーのキャリアの中で一番良い時期を蔚山で過ごしたので、愛着があります。準決勝で相まみえることができ、とても幸せな気分です。だからこそ、必ず勝ちたいと思っています。
Q. それでは本格的に私たちのゲームについてお話します。「フットボールマネージャー」というゲームを聞いたことがありますか?
ナム選手:
聞いたことはありますが、まだプレイしたことはありません。
天野選手:
知っていますし、実はプレイもしていますよ。
Q. ちなみに天野選手は、どのクラブでプレイした経験がありますか?
天野選手:
全北現代ですね。
ちょうど全北に所属していた頃の話です。
Q.ゲームをプレイして一番印象に残ったことがあれば教えてください。
天野選手:
個人的には、(現実と同じく)ゲームの中でも韓国のクラブに自分が所属している、ということがとても印象的でしたね。
Q. 今回のインタビューにあたり、FM24のユーザーがナム選手と天野選手をゲーム内で起用したデータを集計してみました。ユーザーがお二人を最も多く起用したポジションは「攻撃型ミッドフィールダー(中央)」で、その中でもナム選手は“クラシックな攻撃型ミッドフィールダー”の役割を、天野選手は“前線のプレイメーカー”の役割が多く選ばれましたが、このような起用についてどう思われますか?
ナム選手:
私という選手をよく使いこなしていただけているようですね。私が会った指導者の方々も、いつも、2列目の位置でボールを受けてエリア内に侵入したり、ゴールチャンスを作れるような役割を私に与えていました。私はパスを出すことの方が得意なのですが、多くの指導者の方々からは「よくシュートを打て」というリクエストを多くもらっていましたね。そういった点から見ると、ユーザーの皆さんが私の強みをよく把握して起用してくれているのではないかと思います。
天野選手:
どの監督からも「ボールにたくさん絡んで、たくさんチャンスを作れ」というリクエストが多いですね。ユーザーの皆さんもその辺はしっかり認識してくれているようです。
Q. 続いてはお二人の(ゲーム内の)能力値について話をしたいと思います。まず、ナム選手はテクニック17、ファーストタッチ16、直観力16、俊敏性16、そして天野選手はテクニック16、ドリブル15、パス15、視野15、ファーストタッチ15、フリーキック16など、印象的な能力値をお持ちです。
これはKリーグ、Jリーグではトップクラスに分類されますが、能力値を全体的に見て、少し残念な点や調整が必要だと思う部分はありますか?
※インタビュー時点(2024/3月)で、ゲーム内では2023シーズンの移籍市場とデータが反映されているため、天野選手は全北現代所属となっています。ご了承ください。
ナム選手:
今の私の基準からすると高すぎるような気がします(笑)。私の全盛期ならそうだと思いますが、今はちょっと高いのでは...?
Q.いつも選手の方に会うと、「もっと上げてください、低すぎますよ」と言われることが多いのですが...
ナム選手:
私の場合は、もう少し下げていただいてもいいと思います(笑)。
天野選手:
私はちょうどいい感じだと思ってます。
Q.まだまだトップクラスですか?
天野選手:
心の中では常にトップクラスだと思ってプレイしています(笑)。
Q. FM24のユーザーがお二人を起用した試合のデータも集計してみました。お二人で合わせて約20,000試合に出場し、8,000ゴール、7,000アシスト以上のスタッツを記録されています。私たちFM24での監督たちに役立つように、ご自身の強みを一つずつアピールするとしたら、どのような点がありますか?
ナム選手:
私はどちらかというと守備的なポジションよりも、ストライカーを除いた攻撃的なポジションの中でウィンガーと攻撃的なミッドフィールダーエリアで主にプレーしましたが、ポジションとしては左ウイングでプレーするのが好きですね。右ウイングはあまり好きではありません(笑)。
最初に代表チームに選ばれた時、監督からの指示もありましたし、当時イ・チョンヨン選手が怪我をしていたので、私が右ウイングで何度かプレーしたことがありますが、韓国のファンは右ウイングが私の主なポジションだと認識しているかもしれません。 実際のところ、右ウイングは代表チームで初めてプレーしたポジションでした。ですから、攻撃型ミッドフィルダーを主なポジションとしていますが、左ウイングも可能だということは皆さんにお伝えしておきたいですね。
天野選手:
先ほどお話しいただいた、FMユーザーが使用している私の起用スタイル(前線のプレイメーカー)について改めて考えてみたのですが、私の特徴をよく理解してくださっていると思います。ですので、ユーザーの皆さんが多く使用されているスタイルを、そのまま記事に書いてくださるのが一番いいと思います。
-インタビューの最後に、ナム選手と天野選手がFM24内で監督となり、それぞれの考える横浜F・マリノスのベスト11と戦術で簡単に対決してもらいました。
天野選手:
ポゼッション重視、4-1-4-1。今やっている戦術を試してみようかなと。
ナム選手:
ティキタカスタイルで4-2-3-1。
ちなみに、あくまで遊びでやるんですよね、これ(笑)。
-ナム監督は2ボランチを配置してバランスの良いプレーをしようとし、天野監督は2ボランチを前面に出し、より攻撃的な戦術を設定していました。
青ユニフォーム-天野監督チーム / 白ユニフォーム-ナム監督チーム
-以下、エキシビジョンマッチの試合経過-
試合開始約6分で天野監督のチームがセットプレーから得点! ヤン マテウス選手の中距離からのワンダーゴールが印象的です。これでスコアは1-0。
前半14分、天野選手がダイレクトシュート!しかし、これはゴールキーパーが好セーブ。
前半19分にナム監督のチームが反撃。
ナム選手のセンスあるターニングシュート!しかしこれもゴールキーパーが好セーブ。
前半43分、喜田選手と少し下がった天野選手を起点に攻撃が展開され、エウベル選手が豪快なドリブル突破から追加点に成功!スコアは2-0。
一方的な試合展開に戸惑うナム監督は、急遽戦術変更を要請。
より攻撃型に変更するため、2ボランチを中央ミッドフィールダーラインに上げる攻撃的な戦術を試みます。
迎えた52分、ナム監督チームの喜田選手が見事なミドルシュートでゴールを決めました!これでスコアは2-1。
79分、天野監督チームが追加点。再び喜田選手と天野選手を起点に、今度はアンデルソン ロペス選手が突破からカットバック!最後は渡辺選手が狙いすましたシュートでゴールを決めます。貴重な追加点で3-1に。
このまま試合は3-1で天野監督チームの勝利に終わりました。 思わず顔を覆うナム監督とそれを微笑ましく見守る天野監督!
Q. 簡単にプレイしてみましたが、いかがでしたか?
ナム選手:
フットボールマネージャーのことは、周りからたくさん聞いていました。 直接プレイした経験はないのですが、自分が監督となり、プランした通りにプレーできるところが、他のサッカーゲームとは違って面白かったです。 実際に少し深く掘り下げてプレイしてみたいと思いましたね。
天野選手:
楽しいゲームでした。韓国にいたときもチームメイトと一緒によくプレイしていましたし、自分が考えている戦術的なプランを実際にゲームに反映してプレイできるところが、自分と相性がよく、実際に楽しんでいます。
ナム選手、天野選手との楽しいインタビューに続き、最後に横浜F・マリノスのサイドをけん引する3人、永戸勝也選手、宮市亮選手、松原健選手と、近況やお互いの(FM24に収録されている)ステータスについてお話を聞きました。3人の選手はお互いの能力をどのように評価しているのでしょうか?
- 第2部に続きます。
■サイン入りユニフォーム&「FM24」パッケージプレゼントキャンペーン
今回のインタビュー企画を記念し、参加いただいた選手全員のサイン入りユニフォームと「FM24」パッケージ版をプレゼントします。
応募期間:2024年4月15日~4月25日
応募方法:①日本語公式Xアカウント @fm_japanをフォロー
②@fm_japanに投稿された、本インタビュー記事のpostをリポスト
賞品 :①横浜F・マリノス所属選手サイン入り
2024ユニフォーム&「FM24」パッケージ(PS5版)
当選人数:1名
②横浜F・マリノス所属選手サイン入り
2024ユニフォーム&「FM24」パッケージ(Nintendo Switch版)
当選人数:1名
③横浜F・マリノス所属選手サイン入り
「FM24」パッケージ(PS5版)
当選人数:2名
④横浜F・マリノス所属選手サイン入り
「FM24」パッケージ(Nintendo Switch版)
当選人数:2名
サイン:永戸選手、天野選手、宮市選手、松原選手、ナム選手
ユニフォーム背番号:12
ユニフォームネーム:FOOTBALL MANAGER