『Football Manager 2024』でマッチデーをマスターしよう

『Football Manager 2024』では、重要なマッチデーに先駆けて、アドバンテージを得るためにできることがたくさんあります。大小様々ありますが、これらが積み重なって、タイトル獲得を決定づける勝利を収めたり、苦しい試合を引き分けで終わらせたりといったチャンスを手にできるのです。

この記事では、次の対戦相手の動きや、自チームの長所と短所を見抜く方法を解説し、マッチデーにおける最高のヒントを紹介していきます。

敵を知る

『FM24』で成功を掴むには、敵が用いる戦術と与えうる脅威を知ることが重要です。試合前に検討するべきことは3つあります。

1. 対戦相手のスカウトレポート

このレポートはスカウト部門のメンバーが行うもので、クラブの継続的な任務の1つです。これは試合の1週間前に受信箱に追加されますが、もし見逃してしまったり、もう一度見たい場合は、対戦相手のクラブ画面 / チームレポートに保存されています。

この画面では、スカウトによる長所や短所の評価、相手チームと自分のチームの比較を見ることができます。また、アナリストによるデータやグラフなどもリンクされていて、こちらについては次の項目でご紹介します…

2.アナリストによる対戦相手レポート

このレポートは通常、コーチングチームのパフォーマンスアナリストによって提出されますが、採用スタッフまたはアシスタントマネージャーから提出されることもあります。

便利な情報や次の試合に先駆けたデータがまとまったものです。この情報が提供される頻度は、『FM24』のスタッフの担当内容 / アドバイスとレポートで設定できます。このデータは、先にご紹介した対戦相手レポートで表示できますが、次にご紹介するデータハブでも確認できます…

3. データハブ/次の対戦相手

データハブ / 次の対戦相手では、対戦相手に関する最新のアナリストレポートをいつでも読むことができます。対戦相手の前回の試合について詳しく見ることもできますし、便利な図表やグラフを使い、発見したポイントを説明するようアナリストに頼むこともできます。

私が重宝している情報は、「予想戦術」、「予想戦術スタイル」、「セットプレイ」の3つです。ここから、どのように弱点を攻撃するか、あるいは自分自身の弱点に対処するかを計画し、戦略を立案できます。

例えば、『FM24』のセットプレイに関するフィードバックで、相手が「攻撃セットプレイ時に多くの選手を前に出すことを好む」という項目があったとしましょう。あなたは監督として、ボックスに選手を詰め込んで守備重視で対応するか、または1名、2名、もしくは3名の選手に前に出るよう指示し、カウンター攻撃を狙うかの選択肢があります。

己を知る

次の対戦相手について理解を深めたところで、次に注目するべきなのは自分のチームです。マッチデーに有利に試合を進めるために、違ったやり方ができる項目はあるでしょうか？

フィットネスと出場登録選手のローテーション

敵を知ることは重要ですが、『Football Manager』のプレイヤーは自分のチームを知ることも必要です。

スケジュール画面を使って、先の数試合のことまで考えましょう。特定の選手をローテーションさせたり、休ませたりできるような、簡単な試合はありますか？できる限りベストなメンバーで挑む必要がある、難しいアウェーの試合はありますか？

また、医療センター画面で「試合負荷」と「故障しやすさ」の欄を確認するのもいいでしょう。そうすることで、各試合で可能な限り適切なチームを選び、選手の運動量を管理して、不必要な怪我を避けることができます。

1対1の戦い

対戦相手の過去の分析から、相手の弱点はないか、それを突けるものはないかを頭に入れておきましょう。そのコツの1つは、自分の選手のスタイルを考えることです。これは『FM24』のチーム / レポートエリアにあり、対戦相手より優れているかが表示されます。例えば、相手に動きの遅いディフェンダーがいることに気づいたとしましょう。運動能力に優れたフィジカル重視の選手を選び、1対1の対決に勝つのはどうでしょう？

試合の準備

試合の前日には、アシスタントがあなたのもとを訪れ、必須の試合フォーカスセッションで試合準備を微調整する機会を提供します。上で紹介したすべての情報から、どの分野の戦術準備に選手を集中させたいかを提案できるはずです。例えば、相手チームに素早いフォワードがいる場合、相手が素早く攻撃を仕掛けてくるのを防ぐために、トランジションフェーズに集中するよう提案するのが良いでしょう。

また、アシスタントマネージャーは、攻撃または守備におけるセットプレイルーチンの準備について、提案を求めてきます。アシスタントは、対戦相手の弱点に基づいて、より適切と思われるものを推薦してきます。セッションを再び行いたい場合は、トレーニング / 試合の準備にあります。

試合当日

とうとう試合当日。自チームと相手チームの情報に基づいてシステムを微調整できる、最後のチャンスです。

対戦相手への対応指示

的を絞った対戦相手への対応指示には、大いにメリットがあります。これは、特定の相手選手の特定の面に対して、自分のチームに出せる指示のことです。チームトークの直後に戦術メニューに行き、「対戦相手」をクリックします。

状態や試合勘が悪い選手はいますか？もしそうなら、より強くタックルしたり、弱い足を狙い、ミスを誘いましょう。相手が経験の浅い選手を使わざるを得ないこともあります。相手のビルドアップの弱点となる可能性があるので、もし気づいたら、プレス頻度を上げてみましょう。不安な場合は、『FM24』のアシスタントにおすすめを聞くこともできます。

さて、いよいよ試合が始まります。あなたの決断が正しかったのかを明らかにする時です…

序盤のハイライト

キャリアを始めたばかりの頃は、総合ハイライトまたは概略ハイライトをプレイするのが便利です。

最初のハイライト数回では、選手のポジショニングを見直してみましょう。注目するポイントは、自分の選手が近づきすぎていないか、相手選手がスペースに入り込んでいないかです。戦術構築ガイド[link]でご説明したように、個々の選手やチームのメンタリティを調整したり、対戦相手への対応指示を修正したりして変更を行えます。

ハーフタイム

ハーフタイムは、前半45分間の試合分析を見直す機会です。プレイメーカーはボールを適切なエリアで受け取れていますか（受けたパスの数）？ウィングはクロスに向けて前方エリアに入り込めていますか（クロス位置）？『FM24』の分析セクションは、試合の全局面とアクションが把握できるように作られているため、十分な情報に基づいた決断を下せます。

これらの分野における考察を基に、戦術への微調整や人員の変更を行いましょう。ネガティブな態度だったり、疲労の色が見えたり、イエローカードが出されたりした選手がいたら、交代を検討したほうがいいでしょう。

最後の20分

時には、攻撃に微調整を加えて相手を追い上げたり、より守備的になって相手を通さずリードを維持する必要があります。

また、幸運にも厚い選手層に恵まれたなら、11人の質に影響を与えることなく、攻撃と防御の状況を作るオプションがあるということです。

選手層に厚みがあれば、様々な戦略を実験することができます。例えば、特に素早いストライカーがいるなら、終盤に投入して相手の堅い守備を崩すことも可能です。同様に、リードを保ちたいのであれば、経験豊富なMFの選手を起用することで、チームを冷静にし、ポゼッションフェーズである程度のコントロールを確保することができます。

マッチデーをマスターするためのこのガイドを参考にすれば、次の試合がカップ戦の1回戦であろうとタイトル決定戦であろうと、適切な準備を進められるはずです。